久しぶりの秋空の下、雨岳文庫山口家住宅では11月1日の「夜の古民家探検」に続き、
11月2,3日の両日、「秋の特別公開」が行われましたので紹介します。
▼主屋1階の書院の間の床の間には、この地を治める旗本間部(まなべ)家の家紋が
入った鎧兜が展示されました。山口家はこの旗本間部家を支える主たる名主でした。

▼ドマには代官所の火消道具一式が展示されました。竜吐水、水鉄砲、鳶口、手前に
飾られているのは防火コートです。コートには山口家の家紋「片葉折れの茶の実紋」
が見えます。

▼右側の写真は防火コートを後ろから写したものです。防火頭巾には山口家のもう
一つの家紋「山の記号」の下に7代目当主・山口左助様の「左」が入った「ヤマサ」
を見ることができます。
生地は耐火性能に優れた皮でしょうか?女性が着ているジャケットは防火服を再利用
して作られています。袖の付け根にも「ヤマサ」の家紋が見えます。

▼間部家家紋の入った裃と、山口家家紋の入った紋付です。(山口家家紋の入った
裃も残っています。)

▼この両日、住宅の主屋の案内と、周辺の史跡巡り「七所めぐり」もされました。
23人の方が見学をされ、家の造作の素晴らしさを堪能されました。
下側の写真は最終日、このイベントを支えていただいたスタッフの反省会と感謝の
集いです。2日間で20名の方が協力くださいました。有難うございました。
公益財団法人雨岳文庫(うがくぶんこ)
https://ugakubunko.org/ohp/
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