山口家の障子は、2階の殿様の部屋、次の間,1階の宮様の部屋、オクの部屋と、順次東京の経師屋さんの
匠の方により張り替えられてきましたが、9日はチャノマの障子が張り替えられ新鮮な表情に蘇りました。 難しい文化財の修復をいただきました匠の方に感謝致します。
写真は、式台の障子の和紙剥がし、障子に使われる高級美濃和紙、和紙を馴染ませる幾つかの作業の一面、
和紙の貼り付け、障子の窓ガラスの修復、箱階段横の段々状の障子写真です。
張り替え作業は注意深く行われていましたが、小さなミスの発生により、時間をかけて貼り付けて
こられた和紙を、全て剥がして、貼り直す匠の厳しい側面も垣間見させていただきました。
末尾の写真は、2階の狩野派の絵師による襖絵の修復状況です。 お楽しみください。
注:雨岳文庫(山口家住宅)の情報は下記HPを参照ください。
URL http://www.ugakubunko.com