山口家住宅のドマの大空間では明治時代と昭和時代の鯉のぼりが元気に泳いでいます。また、代官所造りの奥座敷・書院の間では五月人形が飾られました。歴史を今に伝える屋敷と展示物がコラボしたものとなっています。なお、鯉のぼりの口元はボロボロとなっていましたが、心ある近所で裁縫の凄腕の奥様が修復して下さり、今年は元気な姿に蘇りました。鯉のぼりと五月人形は例年のことですが、住宅の総点検活動をしている皆さんの手によりなされました。
▼一番奥の真鯉は3間ある大きな鯉で、手前右端の緋鯉とともに明治時代のものです。
吹き流しも3間のものが保存されていますが、大きすぎて展示できないのが残念。
▼真中の真鯉と右側の緋鯉が昭和に入ってつくられたものです。黄色が使われて
いるのが特徴です。口元が修復され活き活きと泳いでいます。
▼書院の間の床の間に飾られた五月人形は、床の間の貼付け壁と掛軸に
とても調和しています。
*お手すきの時に、山口家住宅に来訪いただき鯉のぼりたちを元気づけて
いただければ幸いです。
公益財団法人雨岳文庫(うがくぶんこ)
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