公益財団法人・雨岳文庫・山口家住宅の2階の数寄屋造りの間が修復に入りました。昨年実施された1階の書院造りの間に続く修復工事です。修復の主題は当時の最高級の造りの「貼りつけ壁」の修復です。2階の「主室(通称殿様の部屋)」に続き「次の間」も修復しますので工期は7月末までの予定です。この期間、主屋案内は継続しますので文化財の修復とはどのようなものであるのかを見学できる貴重な機会かも知れません。
なお、雨岳文庫で実施される多岐にわたるイベントは下記HPにて紹介されていますので、こちらもご覧いただければ幸いです。
https://ugakubunko.org/ohp/▼壁紙のシミが無くなり、金砂子が輝きを増すことが楽しみです。
▼上部の壁紙のほつれ、丸窓の壁のシミとタワミも気になります。
▼貼付け壁を押さえているシブイチを外しています。シブイチは
細い木ですが「ヒノキ材を漆仕上げ」しています。
▼貼付け壁は幾重にも貼られた和紙により壁の柔らかさを醸し出しています。
▼壁紙が全て剥がされました。下地になる板の補強をしています。
*修復後の景色が楽しみです。
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