平成27年10月3日、抜けるような秋の空になりました。東京農業大学オープンカレッジ秋講座
『大山の麓で環境と共生した栽培と食を学ぶ』講座1回目がスタートしました。
秋講座の初受付は、コスモスが咲き、天日に干された梅干しが並ぶ雨岳文庫さんの庭先です。

本講座のご指導をいただく、東京農大農学部伊勢原農場教授 石川一憲先生、農学部農学科助教の高畑 健先生。
雨岳文庫の御当主山口匡一先生のご紹介が、雨岳自然の会会長の吉羽雅昭先生からありました。
又、受講生14名と聴講生1名の自己紹介。野菜作りを専門にしていらっしゃる方から将来自給自足の生活を夢
見ている方等、多岐に渡っていらっしゃいます。
続いて、受講生のお手伝い役のスタッフ、ヘルパーも一同にご挨拶をさせていただきました。
楽しい時間を有意義にお過ごしください。
10時から雨岳文庫の資料室をお借りして、高畑先生の講座がスタートしました。
●「秋野菜の育て方(葉菜類)」

講座終了後、雨岳文庫の庭先で各自持参のお弁当でランチタイム。
御当主の奥様、智子さまより、お味噌汁と三宅島の明日葉の煮つけ、柿をデザートにいただきました。

ランチの後、各自の車に分乗して圃場へ。
大山が、秋の日差しに映えていました。

「くるり棒」(回転脱穀棒とも呼ばれる)」を使ってみます。
柄を両手に持ち上下に振ると、打撃部が回転してシートに拡げた材料を平たく打って脱粒する道具です。
明治から昭和初期に使われたものだそうです。

「唐箕(とうみ)」を使ってみます。
手で歯車を回して風をお越し、種と鞘等を分ける選別機です。
今回は、今年収穫したヒマワリの種とナタネの種をきれいにしました。
これらの種は景観用に蒔く予定です。

畝立(雨岳自然の会のサポーターが既に作成済)に、高畑先生より、葉菜播種用の溝作り、水撒きのやり方等教授。

葉菜類は、「青帝チンゲンサイ」、「京水な」、「日本ほうれんそう」の3種を蒔きました。

次回の講座では根菜類を播種する予定です。その準備のために施肥をしました。
化成肥料群と有機配合肥料群の2畝で栽培をします。

国の有形登録文化財の「雨岳文庫」では、梅干しの天日干しや、ニホンミツバチ(雨岳38同好会)の生態、
他にカエルやヘビなども見られ、秋明菊がきれいに花をつけていました。

雨岳自然の会では、御協力いただける受講生と共に、来春のお花畑用に「菜の花」を播種する予定です。
西側の畑一面の菜の花を楽しみにしていてください。

受講生14名、聴講生1名、講師2名、
スタッフ9名、ヘルパー7名
合計33名
以上
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