梅園の梅の花が満開の雨岳文庫山口家住宅・書院造の間では、昭和初期のお雛様が飾られています。昭和8年のお雛様は男雛と女雛の座る位置が、現在とは逆になっており、女雛の被る冠はとて手の込んだものです。ご覧ください。
▼昭和8年の女雛が被る冠はとても良い造りです。
▼昭和8年の雛飾りです。内裏様の男女の座す位置が現在のお雛様とは逆です。
現在は京風の飾りと言われていますが、山口家ではこのように飾られていました。
歴史を感じます。
▼本来は内裏雛の後ろに置かれる質の良い屏風ですが、床の間の「貼付け壁」に
立てられています。現在の内裏雛の後ろは、立派な掛軸となっています。
▼床脇の違い棚の下のお雛様は昭和10年頃のものです。十二単衣の本仕立てです。
▼書院の間の床の間と床脇に飾られた昭和初期のお雛様です。
*山口家住宅の梅園では梅の花が皆様をお待ちしています。梅の木の足元には
菜の花が、少し目線を上げると大山が遠望できます。ぜひご来訪下さい。
公益財団法人雨岳文庫(うがくぶんこ)
https://ugakubunko.org/ohp/続きを隠す<<